ブログ&コラム

2014.08.26

バクテリアセラピー

バクテリアセラピーとは、天然の乳酸菌の力で免疫力を高めるという、新しい予防の考え方です。スウェーデンのカロリンスカ医科大学が中心となって開発した、最先端の予防歯学バイオテクノロジーです。

 

ヒトの母乳から抽出するLロイテリ菌という乳酸菌は、体内で善玉菌を増やし、悪玉菌を減らして腸内環境を良い状態に保ち、免疫力を高めます。

 

虫歯や歯周病はお口の中にいる細菌の善玉菌と悪玉菌のバランスがくずれ、悪玉菌が優位になることによって引き起こされます。Lロイテリ菌はお口の中の細菌のバランスを整え、悪玉菌を減少させることによって、さまざまな良い効果をもたらします。

 

・虫歯の原因となる菌を減少させます。
・歯周病の原因となる菌を減少させます。
・口臭の原因となる菌を減少させます。
・プラークを分解する働きで、プラークを減少させます。
・お口の中での定着率が高く、効果の持続が期待されます。
・お口の中に善玉菌が増えることで、悪玉菌がすみにくい環境になり虫歯や歯周病の予防につながります。
・ヒト由来の細菌のため、高い安全性があります。

 

天然の抗生物質とも呼ばれていますが、薬ではなく食品なので、副作用もなく体内の良い菌を殺さないのがメリットです。患者さんは1日1粒(タブレット)をなめるだけ。1粒にヨーグルト4カップ分の乳酸菌が入っています。

 

就寝中は抗菌作用・自浄作用のある唾液の量が半減し、悪玉菌が増えやすくなるため、就寝前になめていただくのが効果的です。

 

歯科医院ではまだ少ないようですが、世界60カ国以上の医療現場で使われており、安全性も高いものです。小児科、産婦人科、消化器内科などですすめている場合もあります。

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